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愛知淑徳大学人間情報学部〜新たなメディアの絵本キャラバンワークショップ〜

〒480-1197 愛知県長久手市片平二丁目9

2017年☆学生の作品一覧PRODUCTS

★落語絵本〜あたまやま〜★ 西廣紗希

落語絵本〜あたまやま〜

作品紹介

本落語デジタル絵本は,「見る」行為,ナレーションや効果音による「聞く」行為,親子で触れることで「話す」行為を促し,落語を用いて“笑い”を生み出すことにより親子で楽しくコミュニケーションをとることを念頭に作成した。頭山(あたまやま)は、演目の中でも最も非現実的な内容でありながら、強いリアリティが感じられる傑作と評されている。幼い頃から絵本で落語に親しむことにより伝統芸能の伝承にも繋がると考えている。

アピールポイント

親や大人による読み聞かせを前提に文字を記載しているが、一人でも楽しめるようナレーションを組み込んだ。落語の難解な表現は、現在の子どもにも理解できるよう吟味している。また、理解や興味を促すようインタラクティブ性を適宜利用した。例えば、ボタンに触れると「トントントントン」と効果音が鳴るようにし,BGM(おこさ節)は常時流し続け、落語の世界観を表した。その他、話の筋を阻害しない箇所に効果音のパーツを加えた。

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★にほんのいろをまなぼう★ 大塚芙美子

にほんのいろをまなぼう

作品紹介

日本の色彩を学べるデジタル絵本である。日本の色辞典(吉岡 2000)をもとに作成した。本デジタル絵本の世界では、虹の色のそれぞれが日本の色彩(桜色・葡萄色・空色・山葵色・蒲公英色・薔薇色・肌色)で表現されているが、始めは虹には色が表示されていない。まだ表示されていない色の部分をタッチすると、色の説明ページに移動する。それらが、7色分あり、ページを読み終えると、最後にすべての色の入った虹が表示される。

アピールポイント

本デジタル絵本では、子どもが今まで触れることの無かった淡い色彩である日本の色を触りながら楽しく学ぶことができる。日本独自の色をルーツとなる素材とともに紹介している。ワークショップを実践し、回答してもらったアンケートからは、本デジタル絵本を通して「新しい感覚が得られた」「日本の色彩への知識をもっと深めたい」という項目に高評価が得られた。また、親も知らない色彩を一緒に学べるきっかけとなっていた。

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★食育絵本〜やさいのどれす〜★ 中川舞琴

食育絵本〜やさいのどれす〜

作品紹介

現在問題となっている食生活の1つに、子どもの野菜嫌いが挙げられる。そこで、野菜嫌いを克服するきっかけとなるデジタル絵本を作成した。野菜のキャラクター(キャベツ・ナス・ピーマン・トマト)が登場し、主人公である野菜嫌いの女の子をドレスアップさせていく。女の子は、野菜たちに語りかけられながら、野菜嫌いを克服するストーリーとなっている。

アピールポイント

音楽が鳴ったり、野菜たちが飛び跳ねたりする機能を設定した。ただし、子どもの集中を促すようにし、物語の筋から逸れないよう吟味した。登場する野菜は、嫌いな野菜ランキングを参考にしている。物語の終盤では、野菜を盛り付けられる仕様にした。実際に食卓でも野菜を盛り付けるという実体験につなげて欲しいと考え、機能を取り入れた。WS実践では、「◯◯ちゃんは食べれるかな?」「食べるよ!」などの親子の対話がみられた。

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★模倣絵本〜まねまねまねっこ〜★ 矢内祐月

模倣絵本〜まねまねまねっこ〜

作品紹介

本デジタル絵本は,幼児期に重要な模倣の行為に着目している。大好きな親、面白い言葉、不思議な動きなど、子どもが真似をする姿は多くみられる。真似・模倣をすることは、対象に興味を抱き、直接関わることにつながると考える。そこで、「模倣した様子を見る」「模倣される」「模倣する」という3つの体験を行えるようインタラクティブな要素をデジタル絵本に組み込んだ。博士と研究室のオウムのナビゲートに沿って読み進めていく。

アピールポイント

キャラクターが模倣している様子を見るだけでなく、子どもが発した言葉がオウムに模倣される(子どもの声の音声録音→オウムの言葉として再生)、博士のお題に従って模倣した様子を加工して楽しむ(模倣となる対象をカメラ機能で撮影→写真をお絵描き機能で飾り付ける)など、デジタルデバイスの機能を駆使した絵本となっている。WSでは対話が広がる様子がみられた。紙絵本では実現できない、参加型デジタル絵本となっている。

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バナースペース

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